つみたて投資Lab
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100時間でマスター株式投資初心者連載

100時間で株式投資をマスター Vol.3

Vol.2 では、1銘柄の選び方を学びました。今回の Vol.3 のゴールは、選んだ銘柄を「どう組み合わせ、いつ買うか」を自分で考えられるようになることです。

1社だけに資金を集中させると、その会社がつまずいたとき、あなたの資産も大きく傷ついてしまいます。そこで登場するのが、複数に分けて持つ「ポートフォリオ」という考え方。今回はこれを、初心者向けにやさしく整理していきます。

Part1 なぜ分散するのか

投資の世界に、「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な言葉があります。一つのカゴを落とせば、中の卵が全部割れてしまうからです。

株もまったく同じです。1銘柄に全額を投じると、その会社固有のトラブル——不祥事や業績の悪化など——で、資産が一気に減ってしまいます。

一方、複数の銘柄や資産に分けておけばどうでしょう。どれかが下がっても、ほかがその穴を埋めてくれます。結果として、資産全体の値動きがなだらかになるのです。

これこそが、分散の最大のメリットです。

Part2 分散の3つの方向

ひと口に分散といっても、いくつかの方向があります。

一つ目は、銘柄の分散。複数の会社に分けて持つことです。

二つ目は、業種の分散。自動車、銀行、食品など、異なる業種に分けます。同じ業種ばかりだと、まとめて下がりやすいからです。

三つ目は、時間の分散。一度にまとめて買わず、何回かに分けて買う方法です。

初心者は、まず「業種の異なる数銘柄を、数回に分けて買う」。これを意識するだけで、リスクをかなり抑えられます。

Part3 何銘柄くらい持てばいい?

銘柄数は、多すぎると管理しきれず、少なすぎると分散の効果が薄れてしまいます。

初心者の現実的な目安は、まず3〜5銘柄からスタートし、慣れてきたら10銘柄程度まで。このくらいがちょうど扱いやすい範囲です。

ただし、本当に大切なのは数ではありません。「中身が偏っていないか」のほうがずっと重要です。

たとえば5銘柄すべてが半導体関連だったら、銘柄数は多くても分散にはなっていません。業種や、値動きのクセが異なるものを組み合わせる。これが分散のコツです。

Part4 「買い時」は当てにいかない

多くの初心者が、「一番安いところで買いたい」と考えます。でも、底値をぴたりと当てるのは、プロでも至難の業です。

そこで有効なのが、「時間の分散」。その代表が「ドルコスト平均法」です。

これは、毎月一定額を機械的に買い続ける方法です。価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるため、平均の購入単価がならされます。結果として、高値づかみのリスクを減らせるのです。

タイミングを読む自信がないうちは、この方法が心強い味方になってくれます。

Part5 一括投資 vs 積み立て

まとまった資金があると、「一気に買う(一括)」か「分けて買う(積み立て)」かで迷うものです。

理論上は、長期で上昇していく市場なら、早く資金を入れる一括のほうが期待リターンは高くなりやすいとされます。一方で、高値づかみの精神的ダメージや、短期の下落リスクは、積み立てのほうが小さくなります。

正解は人それぞれです。ただ初心者には、「コア部分は積み立て、余裕資金で押し目を少し買い増す」くらいのバランスが、無理なく続けやすいでしょう。

Part6 リバランスという習慣

運用を続けていくと、値上がりした銘柄の比率が大きくなり、当初決めた配分が少しずつ崩れていきます。

この崩れを、定期的に元の比率へ戻す作業が「リバランス」です。

たとえば年に1〜2回、増えすぎた銘柄を一部売り、減った銘柄を買い足します。こうすると「高くなったものを売り、安くなったものを買う」が自動的にでき、リスクの偏りも整っていきます。

頻繁にやる必要はありません。年単位のペースで十分です。

Part7 まとめと次の一歩

ポートフォリオの基本は、「業種をばらして複数持ち、時間を分けて買い、年1〜2回整える」。この3点を守るだけで、初心者でも大崩れしにくい土台ができあがります。

タイミングを完璧に当てる必要はありません。続けることこそが、最大の武器です。

次回 Vol.4 では、銘柄を見る目をさらに鍛えるために、「決算書をもっと読む——損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の実践」を解説します。どうぞお楽しみに!

※本記事は教育・情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。投資の判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を勧誘するものではありません。 投資判断はご自身の責任で行ってください。